2004年11月03日

ステアウェイ・トゥ・ヘヴン

shinagawaようやく気持ちが落ち着いてきたのだが、先週末に「デビルマン」を観に行った。行ったのは品川プリンスシネマ。つまらない映画館だった。
それにもまして、いや、あり得ないほどの酷さで俺を打ちのめしたのが「デビルマン」だ。俺が言いたいことの半分くらいは、こちらのサイト(映画デビルマンを徹底的に叩く!!)に書いてあるので、是非、熟読して欲しい。話はそれからだ。
まずは、あのFLAMEとかいう双子を何とかしてくれ。(三段お重をお弁当に、稲刈りをするシチュエーションがまず信じられないのだが)稲を刈りながらデーモンだと美樹ちゃんの父親にばれた瞬間の俯瞰ショットで「あああああ」(一部サイトでは「ほわーん」と表現)と気の抜けた声を出す不動明など絶対に認められん。「アーおれでーもんになっちゃったよー」とか、シレーヌのおしゃれ帽子と羽水着とか、ショッピングセンターでジンメンに捕まった友達の牛久を探して海へ出かけた不動明が「うしくーん」とか叫びながら海に入っていく有名なシーンや、そのウシくんを食ったジンメン瞬殺とか、最初は笑って観られたが、konishikiが「デーモン万歳!」とか叫ぶ段のあたりで、腹が立ってきた。「デーモン万歳!」とかそういう事じゃないから。デーモンは過激派組織とかじゃないんで。

警官のコスプレで商店街の客を狙撃するサタン、とか、半裸のデブが3人積み重なって人間を圧殺する見苦しいシーンとか、絵の具で隈取をした不動明がエイトマン走りで森の中を走るとか、デビルマンになってしまう女の子であるミーコの脈絡の無い日本刀アクションとか、養蜂家みたいな悪魔特捜隊とか、ラストの砂風呂に入っているとしか思えない半身の明の横で血を吐きながら「明が笑ったウフフ」とかいう飛鳥了とか、思い返すだけで生きる気力を失わせる数々の悪行は真剣に断罪されるべきだと思う。事実、俺はそれから数日、あまりのショックに仕事の能率が落ち、家に帰っても晩飯を食っているときと、saku sakuの30分間以外はずーっと眠っていたくらいだ。

CGがプレステ並だということはまあ許そう。デビルマンやサタンのデザインを活かすどころか逝かしてしまったスタッフに才能が無かっただけだ。美樹ちゃんの首ちょんぱを遂行したことも、生首映画の公開をPG12にしている映倫の眼の節穴具合を除けば蛮勇といっていい。ちなみに俺が観に行った時、ロビーで「スクービードゥが観れないんだったらデビルマン観るー」と駄々をこねていた少年がいたが、どっちを観ても金の無駄だろうと思っていた俺の後ろの席で、「デビルマン」の終映後、件の少年がひとり無表情に座っていたのは非常に切なかった。
devilあんまりむかっ腹がたったので、パンフレットを買ってみたが、怒りが増すだけだった。しかも手に(目に)余る大判だし。iPodと較べてもらえればその無用なでかさがわかってもらえるだろう。
ともあれ、10億円の使い途としては、全産業でも有数の無駄遣いであり、「スチームボーイ」に続いて出資してしまっているバンダイには誠にご愁傷様としか言いようがなかったりもするが、これを読んでいただいて、「珍品」として好奇心で観に行くことすらオススメしない。ご覧になるなら2時間捨てるつもりで、拾った券、もしくは東映の株主招待券など利用する、あるいはチケットもぎりを強行突破するなどして、決して興収に直結しない形でご覧になっていただきたい。くれぐれも1,800円払った上に700円のパンフまで買ってしまった西中島・南方の二の轍は踏まないように。といっても今週金曜でめでたく終了ですが。
posted by 西中島・南方 at 21:55| Comment(0) | TrackBack(0) | ムービー★スター | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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