2005年02月01日

カントリー・ベアーズ

bears.jpg基本的にD社が嫌いだ。「ジャングル大帝」をパクったとか、版権が厳しいとか(往年のPCゲーム「デゼニランド」とか今だったら出せないと思う)、商売があこぎだとか、映画の宣伝は嘘ばっかり(あ、これは正確にはD社ではなくB社ですな)だとか、Pixerの映画をまるで我が物みたいにしてるとか、Dランドに朝から並んで開門と同時に午後のショーのチケットをゲットするために猛ダッシュをかますD社ファンが時折鬱陶しい、とかまあそんなことが複合的に俺の心から黒いネズミへの憧憬を奪い取っていったわけです。初めて親に連れられて観た映画は多分「わんわん物語」なのに。
そんな俺の目にふと止まったのが今回紹介する「カントリー・ベアーズ」だ|‘д‘ )ノィョゥ
2年位前にひっそりと公開されていたようだけど、猛烈ノーマーク。知人からウワサを聞きつけ早速、観た。
とある家庭の朝、熊のベアリーが食卓について一言、「どうして僕はみんなと違うの?」。つーか人間の家族の中にいきなり熊の着ぐるみがッ。いきなりシュールだ。どうもこのベアリー君(名前が「熊」ってまんまなのも尚更シュールだ)、森でお父さんに捕まったらしいのだが、それはともかく、何で普通に喋ってんの? とか何で二足歩行? とか挙句の果てにギターとか弾いてますが? とか細かいことは説明無しの問答無用な設定が潔い。
で、この熊が「自分を取り戻すために」何故か同じく熊の癖にナチュラルに人間世界で暮らしている、かつての伝説のカントリーバンド「カントリー・ベアーズ」復活ライブのためにジタバタする、というのが大筋。
カントリー・ベアーズが活動拠点としていた「カントリー・ベアー・ホール」とかいうのが、バンド解散以来すっかりさびれて、銀行の借金のカタに取り壊されそうになっていたりするのだが、その借金を取り立てに来る銀行屋が、な、なんとクリストファー・ウォーケン。この人は大好きだが、「ディア・ハンター」以外でまともな芝居をしていた記憶がない。捕虜にされた時のロシアン・ルーレットがいけなかったのか、ベトナムから帰ってきてからというもの、怪力黒人女に裏切られた挙句ゴールデン・ゲート・ブリッジから落ちたり、友人の形見の指輪をケツから出したり、ネズミ駆除に来てネズミにこてんぱんにやられたり、くびちょんぱになって馬に乗ってみたり、ファット・ボーイ・スリムの歌で踊ってみたり、ベトナムがアメリカに落とす暗い陰を体現したようなキャラ(誤解)だけど、今作でも悪ふざけすれすれの怪演が光っちょります。
何気に他にも、ドン・ヘンリーやらクイーン・ラティファ、ブライアン・セッツァー、ウィリー・ネルソン、イグジビット、エルトン・ジョンまで出演の豪華キャスト! 彼らが熊とからむ姿を拝むだけで、得も言われぬ居心地の悪さが襲ってくるですよ。
夕闇の住宅街をよたよたと歩み去って行く熊の着ぐるみ(声:オスメント君)を、軽い俯瞰で取ったショットなど、最近観た映画の中ではもっとも脱臼させられるシーンだ。
基本的には超子供向け(そもそもDランドのアトラクション連動ムービーらしいし)のご都合主義、音楽がカントリーって時点で非日本人向けなんですが、何かすごく為になるとか、人生について深く考えさせられるとか、明日から会社行きたくなくなるとか、そういう作用はないので、お暇な時に、いや、色んな事が笑って許せるくらいの平和な昼下がりに、是非。オススメですよ、旦那。
posted by 西中島・南方 at 01:46| Comment(0) | TrackBack(0) | ムービー★スター | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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